結婚式の環境
結婚式と披露宴をホテルで一緒にできるのは日本独特のものでしょう。
ホテルでレンタルの衣裳を利用するというのも、英国では考えられありません。
英国の結婚式は通常、教会か市役所(登記所)で、ごく少数の家族と友人、そして立会人に囲まれて行われる。
教会なら、花婿はモーニング姿、花嫁は白のウエディング・ドレスがふつうであるが、花婿のほうはレンタルのモーニングということはあっても、花嫁はまずレンタルのドレスではありません。
ウエディング・ドレスは女の一生の思いをこめたものですね。
どんなに粗末でも、自分のためだけにつくられたものを身につける。
母や祖母から受けついだ古いドレスを、少し手直しして着る人も多く、それは最高だと思われています。
市役所でやるときには、花婿はふつうのスーツ、花嫁もちょっと気取ったスーツか、ツーピースに花束を抱える、というのが多い。
披露宴はホテルでやることもあるし、自宅の庭にテントを張ってシャンペンとお茶とケーキの場合もあります。
ホテルでディナーの場合は当然フルコースのディナーであるが、日本のように和食、洋食、中華をごっちゃにして、飲みものもシャンペン、ビール、日本酒、紹興酒まで供するのは、不必要というよりも悪趣味ですね。
披露宴に集まる人は新カップルを祝いにきたのであって、飲み食いを目的にしているのではないでしょう。
いっそ、昔の農村の結婚式やインドの結婚式のように、親族一同、近所の人、見知らぬ人まで集まっての無礼講というのなら、それもいい。
その場合は、三日間でも一週間でも続けて、花嫁花婿はそっちのけでみなが楽しむ。
ジャケットスタイルのマタニティウェアがあると良いですね。