お金さんと日本と・・・その1
日本の資金は世界に求められています。
しかも、遅ればせながら、東京市場は国際金融センターとしての機能を身につけてきました。
それでは、かつての「ドル不足」の時代のように、世界が競って円を取り合う時代になったのでしょうか。
経済が強ければ通貨も強いと単純にはいえない事情があるからです。
普通、通貨の価値は、物価が安定し、生産力が非常に強く、対外収支が黒字という3条件が揃っていれば安定して強いということになります。
つまり、経済運営がしっかりしている国の通貨は高く評価されるわけです。
エコノミストはそういった指標を参考にしながら、通貨価値を評価したり、将来の為替レートを予測したりします。
為替相場がどんなメカニズムで決まるかは既に述べたのでここでは説明しないが、世界的な資金の過不足関係という最も大括りな関係からみれば、たしかに、いま、円が最も求められる通貨であり、したがって円の価値が上昇するのが順当な展開です。
多くのエコノミストがこのように考えていました。