酸性雨とは
酸性雨は、硫黄酸化物(SOx)や窒素酸化物(NOx)などの大気汚染物質をとりこんで発生すると考えられている、PH(水素イオン濃度)5・6以下の雨をいいます。
したがって、酸性雨は硫酸や硝酸をふくんだ強い酸性の雨なのです。
工場や自動車などが燃料に使う石油や石炭には、その種類によって量は異なりますが、微量の硫酸や窒素がふくまれています。
これを燃焼させると酸化して、SOxやNOxとなり、排ガスとして大気中に放出されます。
このSOxやNOxは、気流にのって、数100~数1000キロメートルも流れていき、その間に酸化して水にとけやすい物質となり、雨とともにふってくるのです。
だから、酸性雨は、大気汚染物質の発生源から遠く離れたとんでもない地域に被害をおよぼすことになるのです。
国境をこえた大気汚染として、とくに工場などがたくさん立地するヨーロッパや北アメリカなどで深刻な問題になっています。
