発展途上国の貧困と環境破壊
発展途上国は、工場や自動車の排ガス規制などの公害対策もじゅうぶんなされていません。
そのため、大気の汚染ぶりは、かつての日本をしのぐほどのひどさだといいます。
都市だけでなく、汚染物質が長距離を移流して引きおこす酸性雨も顕在化し、汚染が広域化しています。
たとえば、中国の峨眉山のようなところでさえ、森林が枯死したという事例が伝えられています。
そして、途上国では、貧困であるがゆえに、生活をささえるはずの環境資源をくいつぶしてしまい、これがさらに貧困に輪をかける、という「貧困と環境破壊の悪循環」が生じているのです。
こうして、熱帯林は焼畑農業や過剰放牧などによって、毎年1130万ヘクタールも失われ、主要なエネルギー源として薪材を伐採するため、毎年600ヘクタールが不毛の地と化しています。
砂漠化の加速です。
また、熱帯林の減少にともなって、野生生物が激減しています。
