なにが環境危機をまねいたか
地球規模の問題とは、熱帯林の減少、地球の温暖化、オゾン層の破壊、砂漠化の進行といったもの。
いまや、「地球環境」ということばは、時代のキーワードになったといえます。
地球環境問題がこのように顕在化した背景としては、人間の活動があらゆる分野で拡大したということがあげられます。
長い人類の歴史のなかでも、とりわけこの100年間、つまり20世紀の経済社会の発展膨脹ぶりは、まことにめざましいものがありました。
地球上の人口は、20世紀初めにおよそ16億人だったのですが、現在は約50億人。
3倍以上にふえたのです。
エネルギーの消費は、この100年間で60倍に増大。
世界の総生産は、20世紀初頭にくらべて21倍になっています。
ちなみにいうと、20世紀初めの世界の総生産は、現在のフランス1国分にすぎなかったそうです。
このような人間の活動のあくことをしらない拡大の結果が、ここにきて、地球環境の汚染あるいは破壊としていっきに噴きだしてきたのです。