お金さんと日本と・・・その4
☆強い通貨の条件て?
たとえば、アメリカ経済が、いわれているようなソフトランディングに成功し、財政赤字をグラム・ラドマン法に従って削減し、財政均衡化の見通しをつけ、さらに産業力を復活させることができた。
それだけでドルは信認を取り戻すことでしょう。
そうなれば円はドルの敵ではなくなります。
総合的な国力という点では、日本はアメリカにとてもかなわないからです。
あるいは、世界情勢が非常にキナ臭くなったとき、円が信認を得られるかどうか・・・。
☆強い通貨の条件て?
たとえば、アメリカ経済が、いわれているようなソフトランディングに成功し、財政赤字をグラム・ラドマン法に従って削減し、財政均衡化の見通しをつけ、さらに産業力を復活させることができた。
それだけでドルは信認を取り戻すことでしょう。
そうなれば円はドルの敵ではなくなります。
総合的な国力という点では、日本はアメリカにとてもかなわないからです。
あるいは、世界情勢が非常にキナ臭くなったとき、円が信認を得られるかどうか・・・。
☆強い通貨の条件てなんだろう?
主な産業といったら農業だけという国の通貨でも、国土が広く、インフレもなく、軍事力があれば、信頼する人があるかもしれません。
このように、蓄える手段として安心できる通貨には「信認」が必要です。
信認のある通貨は強い通貨です。
信認の度合は経済力だけではなく、軍事力、政治力などいわゆる国力全体がそのものさしとなるわけです。
そういう観点からみて、円は強いのか弱いのか。
これは一度きちんと考えておかなければならないテーマです。
通貨に対する世界の信認は、はたしてドルから円に移るのでしょうか。
☆強い通貨の条件てなんだろう?
世界の人々が富を蓄える手段としてみたとき、はたしてその通貨をどの程度信頼できるかという点も為替レートを決める重要な要因となってきます。
たとえば、極端な例をあげると、物価が安定し、生産力が非常に強く、対外収支が黒字という、経済的には健康優良児のような国があったとしても、近隣に強敵があっていつ侵略されてしまうかわからない状態だったら、その国の通貨で自分の財産を持っていようという人はまずいないと思います。
もしその国がなくなってしまえば、財産もゼロになってしまうからです。
こういった国の通貨は弱いです。
これほど極端でなくても、1997年に中国本土に復帰が決まった香港では金が飛ぶように売れいたといいます。
香港通貨がどうなるかわからないので、人々がこぞって貨幣を金に換えていたのです。
その意味では香港通貨は弱かったということになります。
日本の資金は世界に求められています。
しかも、遅ればせながら、東京市場は国際金融センターとしての機能を身につけてきました。
それでは、かつての「ドル不足」の時代のように、世界が競って円を取り合う時代になったのでしょうか。
経済が強ければ通貨も強いと単純にはいえない事情があるからです。
普通、通貨の価値は、物価が安定し、生産力が非常に強く、対外収支が黒字という3条件が揃っていれば安定して強いということになります。
つまり、経済運営がしっかりしている国の通貨は高く評価されるわけです。
エコノミストはそういった指標を参考にしながら、通貨価値を評価したり、将来の為替レートを予測したりします。
為替相場がどんなメカニズムで決まるかは既に述べたのでここでは説明しないが、世界的な資金の過不足関係という最も大括りな関係からみれば、たしかに、いま、円が最も求められる通貨であり、したがって円の価値が上昇するのが順当な展開です。
多くのエコノミストがこのように考えていました。
酸性雨は最近では、中国でも「空中鬼」などの名前で問題視されるようになっています。
とくに南西部で酸性の強い酸性雨が発生しているのです。
中国における酸性雨の原因は、硫黄分の強い石炭を大量に使うためだろうといわれています。
酸性雨がつづくと、石づくりの建物が溶けてしまったり、雨が直接葉にあたり、あるいは土壌が酸性化して有害な金属がとけだし、根をいためることなどによって、森林が枯れ死んでしまったりします。
また、酸性雨が流れこむことによって、井戸水や湖沼、'川などが酸性化し、そこにすむ魚類が減少したり死に絶えてしまうような被害がおきるのです。
たとえば、統一前の西ドイツでは、面積比にして森林の50%強がなんらかの被害をうけ、その地域の2%では森林がほとんど枯死状態だと報告されています。
また、スウェーデンでは、中規模以上の湖沼8万5000のうち、1万8000で酸性化がすすみ、そのうちさらに4000の湖沼では魚が死滅するなどの深刻な影響が出ているといいます。
経済活動の拡大と軌を一にして、1960年代から世界の硫黄酸化物の排出量が急増し、ちょうどそのころから、酸性雨の被害が顕著にみられるようになったのです。
いっぽう、日本では、酸性雨は観測されるものの、被害はまだあまり顕在化していません。
これは、欧米とは土壌の質や樹木の植生が異なり、また公害対策がすすんでいるためだと考えられていますが、このまま酸性雨が降りつづけば、いつなんどき、とつぜん被害が表面化しないともかぎらないのです。
酸性雨は、硫黄酸化物(SOx)や窒素酸化物(NOx)などの大気汚染物質をとりこんで発生すると考えられている、PH(水素イオン濃度)5・6以下の雨をいいます。
したがって、酸性雨は硫酸や硝酸をふくんだ強い酸性の雨なのです。
工場や自動車などが燃料に使う石油や石炭には、その種類によって量は異なりますが、微量の硫酸や窒素がふくまれています。
これを燃焼させると酸化して、SOxやNOxとなり、排ガスとして大気中に放出されます。
このSOxやNOxは、気流にのって、数100~数1000キロメートルも流れていき、その間に酸化して水にとけやすい物質となり、雨とともにふってくるのです。
だから、酸性雨は、大気汚染物質の発生源から遠く離れたとんでもない地域に被害をおよぼすことになるのです。
国境をこえた大気汚染として、とくに工場などがたくさん立地するヨーロッパや北アメリカなどで深刻な問題になっています。

大気はあたかも、地球の防寒具でもあり、防熱服のようなものでもあります。
このように重要な役割を果たしている大気が、いま、地球規模で汚染され、危機に瀕しているのです。
汚染された大気は、薄まりながら国境をこえて流れ、ついには、地球全体の大気の組成が変わって、世界の各地にさまざまな不都合をもたらすことになります。
その不都合のうち、大気汚染の代表的なものは酸性雨とオゾン層破壊です。

大気がわたしたちに対して果たしている役割は、はかりしれず大きいものです。
たとえば、赤道付近で暖まった空気は、風となって緯度の高い地域に熱を運びます。
こうした大気の働きがなかったら、赤道付近の緯度の低い地域は、いまよりはるかに暑く、高緯度の地域は現在よりもっともっと寒いはずです。
大気中には酸素が多く含まれていて、あらゆる生物がそれによって生命を保っていられます。
人類が万物の霊長として地球上に君臨していられるのは火を使えるからだといわれますが、大気中に酸素がなかったら、火は燃えません。
さらに、この酸素は成層圏のオゾンの元となるのです。
オゾンによって、太陽からの有害な紫外線のほぼ全量が遮断されているのです。
そして、大気中にふくまれる水分(水蒸気)のおかげで、大陸の奥地でも雨が降り、土が潤され、草木が育つことができるのです。
早創期の地球の大気に大量に含まれていた二酸化炭素(co2)は、いまでも微量に残っていますが、二酸化炭素は、熱赤外線を透過させにくい性質をもっているので、熱が地表から宇宙に逃げていくのをさえぎる働きをしています。
「温室効果ガス」といわれるのはこのためですね。
逆に、二酸化炭素や水蒸気がまったくなかったら、地球の気温は、いまよりおよそ30度も低くなってしまうといわれます。
今世紀末までの世界の人口増加のうち、90%は発展途上国で生じるとされています。
しかも、その増加は都市部に集中するものとみられるのです。
また、環境保全を無視した工業化もすすめられています。
これらのことが、途上国における環境汚染や環境破壊をますます深刻なものにすると心配されるのです。
わたしたちは、よく「空気はタダだ」といいます。
あるいはまた、必要欠くべからざるものなのに、ふだんはその存在が意識されないものを「空気みたいだ」などと表現しますよね。
これは言いえて妙です。
わたしたちが俗に空気といっているものは、典型的な自由財であり、地球の代表的な環境資源です。
それを利用するのに、ふつう、だれもコストを支払いはしません。
もしも、呼吸するのにいちいちカネを払わねばならないとしたら、一大事ですよね。
また、大気は国境を越えて自由に流れていきますから、どの国も、何びともこれを占有することはできません。

発展途上国は、工場や自動車の排ガス規制などの公害対策もじゅうぶんなされていません。
そのため、大気の汚染ぶりは、かつての日本をしのぐほどのひどさだといいます。
都市だけでなく、汚染物質が長距離を移流して引きおこす酸性雨も顕在化し、汚染が広域化しています。
たとえば、中国の峨眉山のようなところでさえ、森林が枯死したという事例が伝えられています。
そして、途上国では、貧困であるがゆえに、生活をささえるはずの環境資源をくいつぶしてしまい、これがさらに貧困に輪をかける、という「貧困と環境破壊の悪循環」が生じているのです。
こうして、熱帯林は焼畑農業や過剰放牧などによって、毎年1130万ヘクタールも失われ、主要なエネルギー源として薪材を伐採するため、毎年600ヘクタールが不毛の地と化しています。
砂漠化の加速です。
また、熱帯林の減少にともなって、野生生物が激減しています。

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